カンブリア宮殿 再春館製薬所
今では珍しくないテレビCMとフリーダイヤルの通販業態。
店舗販売に加えて、ネットやテレビ通販も活用している
会社も多いが、再春館製薬所はずっと店舗をもっていない。
しかも本拠地、九州熊本で今も営業を続けている。
カンブリア宮殿、司会の村上竜は長崎県出身である。
九州の肝っ玉母さんこと、再春館製薬所会長西川通子氏
との対談に、緊張感無しでは収録できなかったという。
若い頃から、九州警備保障の敏腕社長として
熊本では、有名だった西川氏。
彼女が再建をまかされ、経営に参画したのが
再春館製薬所だった。
当時は、さまざまな商品を販売していたが
西川氏は、ドモホルンリンクルだけに絞り
電話営業による通信販売を始めた。
広大な敷地にある再春館製薬所の社屋。
すべての部署が、ひとつのフロアにあることで
効率よく業務をこなしている。
500名を超えるオペレーター軍団は、圧巻。
リーダーは常にチームのコール受付対応をリアルに把握し、
時には、電話対応中の会話を専用の電話で聞いている。
対応が悪かったオペレーターには、個別に指導し
スキルアップをはかる。
テレビCMは、放送直後にコールが集中する。
10分以内にコールバック！
かかってきた電話はすべていったん受付して
あとから折り返し電話しなおすという作戦で、
短時間で少しでも多くの、注文コールをこなすという
工夫がなされている。
顧客を大事に、社員を大事に、地方にあっても
活気ある企業はみていて、頼もしい感じに
満ち溢れていた。
