謎のお菓子 シベリア
おおっー！
こ、これがシベリアかー！
本当にあるんだね、このお菓子。
羊羹をカステラでサンドイッチしてしまったという、
まったくもって恐ろしい発想のお菓子である。
私がこのシベリアを初めて知ったのは、
映画 ダメジン で、ゲシル先輩がうまそうにガブっと
食べているシーンだ。
「なんすか、それ？ 先輩」
「あ、これ、シベリア！！ カステラの中に羊羹」
カ、カステラとようかん、な、なんじゃーこりゃー
となったわけである。
あまりにもハチャメチャな映画だけに、このお菓子は架空
のもので、映画用に作られたものと思っていたのだ。
しかーし、シベリアは実在していたのだ！
お菓子「シベリア」は、謎が多い。
まずその発祥がはっきりとしていない。
カステラと羊羹だと、これは和菓子なのか、洋菓子なのか、
はたまた生菓子なのか？ 学会は紛糾するに違いない。
名称の由来に関しては諸説あるが、特によく聞かれる説は、
羊羹をシベリアの永久凍土に見立てたという説、
カステラの部分を氷原に、羊羹の部分をシベリア鉄道の線路に見立てたという説、
シベリア出兵にちなんだものだからという説等である。
関東圏では売られており、東日本には広まっているようだ。
今では大手菓子パンメーカーも製造しており、今後はシベリア進出を
狙っているのかもしれない。
お菓子の逆輸入攻撃、ありです。
監督は、大ヒットTVドラマ「時効警察」のメイン脚本&演出を手がけた才人・三木聡。
『イン・ザ・プール』『亀は意外と速く泳ぐ』に続く劇場公開映画第3作となった本作は、
濃すぎるキャラクターたちのダメダメな日常を、監督得意の小ネタやコントのような
独自のセリフ回しを織り交ぜて綴った"脱力系 "ムービー。
ダメジン3人組に扮するは、『LIMIT OF LOVE 海猿』『木更津キャッツアイ』の佐藤隆太、
企画にも参加した緋田康人&温水洋一。
共演に、市川実日子、伊東美咲、吉岡秀隆、岡田眞澄ら豪華キャストが集結。
岩松了やふせえりら"三木組"常連の曲者俳優も顔を揃え、抜群のアンサンブルで
"ダメゆる"ワールドをまったりと盛り上げる!
伊東美咲は、この映画で薬物中毒により死んでしまった女子高生の
お化けの役で出演している。
どうやら彼女のなかでは、なかったことにされているらしい。
まだあまり有名ではなかったころ出ていた映画だからかな。
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