映画「SS」 感想
その昔、三菱自動車にスタリオンというラリーカーがあった。
実際にレースで活躍することができなかったこの車は、
ほとんどその名を歴史に刻むことなく、消えていった。
幻のラリーカーといえる。
西山モータースで、修理工として働くダイブツ。
経営が苦しくボーナスももらえない状態で、
資金繰りに行き詰まっている。
オーナーは廃業を決めた。
元ラリードライバーのダイブツ。
あるレースでコドライバーとの連携ミスから、崖下へ転落。
その後、世界へのチャンスを逃し、WRCへの道を絶たれてしまった。
いまだに、このアクシデントが彼のトラウマになっている。
毎夜、走り屋たちが集まり、箱根で公道タイムレースが行われている。
レコードが記録され、ネット上で公開されている。
ある日、西山モータースのガレージに眠っていたスタリオンを
ダイブツがオーナーから、退職金代わりに手に入れる。
簡単な整備で、爆音を響かせたスタリオン。
また火が入り、命が宿った。
ダイブツは、夜の箱根を走り、あっさりとコースレコードを塗り替えた。
三菱スタリオン、名車ともいえないその車を知っている者は少ない。
キャノンボールでジャッキー・チェンが乗っていた車だった。
そうだ、スタリオンのジャッキーだ!
ウェブサイトに載った名前は、スタリオン、ジャッキー。
たまたま、そのサイトを見た自動車評論家、栗原は気が気ではなくなり、
自ら愛車ポルシェを駆り、箱根へ走りに通うようになった。
スタリオンの存在を異常なまでに気にする、評論家栗原。
彼とジャッキーとの間にいったい何があったのか・・・。
不器用な男の生き様が、見事に描かれた佳作。
単なる公道バトル、ドリフト全開のカーアクション映画
そんな陳腐な映像にはなっていない。
ラリージャパンのシーンから、はじまり
ラリージャパンで終わる。
うまくまとめられた構成には文句のつけようがない。
公開当時は、あまり話題にはならなかったが、
ストーリーも役者も違和感がなく、自然にうまく仕上がっている。
たんなる車好きのおやじだけでなく、
男だったらぜひ観ておくべき映画だと思う。
スタリオン4WD
最高出力360ps、最大トルク32.0kgを発生するSOHC2091cc
インタークーラーターボ付きエンジンを搭載し、
ビスカスカップリング式4WDの三菱期待のラリー専用マシン
SS-エスエス- プレミアム・エディション/哀川翔[DVD]
どうせ飲むなら最高品質の水【クリティア】
ciste Japan シスト日本
フランス発祥といわれるシスト。
宝探しゲームです。
OUTBACK AUSTRALIA アウトバック・オーストラリア
タミヤ CR-01 情報