J-KING’s diary 裏J-KING

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カンブリア宮殿 復活する修理職人

長年使っていて、完全に体の一部になってしまった
アルパインスターのモトクロスブーツ。

1993年、初めての海外ツーリングへ行く前に、新調したブーツだった。
それから10年以上、雨の日も、雪の日も、オーストラリアの砂漠中も
走る続けていたモトクロスブーツ。

左右で大きさや、くたびれ方が違う。
そのまま自分の左右の足の完全なるコピーとなっていた。

ついには、牛皮の部分が大きく裂けてしまい、修理不可能。
買い替えとなってしまった。

あたらしいブーツが、いつまでも足になじまない感覚に苛立ちすら
感じてしまうほど、、あのアルパインスターは最高の足だった。


2009年7月14日 テレビ東京で放送「カンブリア宮殿

今宵のゲストは、伝説の時計職人と呼ばれる新光時計店
松浦 敬一(まつうら けいいち)氏。


大量生産・大量消費の時代になって久しい。

誰もが安くて、正確な時を刻む電子時計を買えるのだ。

しかし、いまだに昔ながらの、機械式時計を愛用する人も多い。
手巻きでぜんまいを巻くもの、自動巻きのもの、

電池時計や電波時計に比べれば、時刻も狂うし、手間もかかる。
それでも、長く使ってしまうのは、なぜだろうか?

長年使うと愛着も湧いてくる。
そこには、効率や、機能などでは計り知れない、何かがきっとあるのだろう。


修理するより、新品を買った方が安い世の中。
なにか、おかしくないか?


修理してまで、物を長く大事に使う人が少なくなってきて
修理職人が、消えていった。

熟練の技術者が、また消えてゆく。

ところが、最近では、またこの修理職人の現場が賑わってっきているという。
物の価値観が、変わってきたのだろうか。
安くて、新品ばかりが物ではない。

経済効率ばかりを突き詰めてきた結果、現代人は物の本当の価値を
計ることができなくなってしまったのかもしれない。


カンブリア宮殿 村上龍×経済人社長の金言